先輩からのメッセージ(管理職)

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1995年入社 総務経理部所属

業務がすごく多岐にわたっていて表現のしかたが難しいですが、ひとことで言うと会社の総務全般のとりまとめをしています。特に、私が力を入れているのは、会社がやっていることを、従業員にも、一般の方々にも広く知ってもらうことです。皆が働きやすい環境をつくりたい、長く働いてもらいたい、植田油脂のことを好きになってほしい、知らない人にも関心をもってもらいたいと思っています。

Q.どんなところにやりがいや喜びを感じますか?

産業廃棄物の仕事はどちらかというと裏方的ですよね。最初は会社がクリーンなイメージをもってもらいにくいのではないかと思っていました。業界全体としてもクリーンなイメージを持ってもらおうとみんな頑張っていて。でも「SDGsや環境に配慮した仕事をしていてすごいですね」と言ってくださったり、メディアなどにも取り上げて下さったりすることが増えてきています。少しずつ、世の中の見方が変わってきていることが実感できていて、すごくやりがいを感じています。以前、社内の若いメンバーに聞いてみたんです。「入社するとき、イメージ悪くなかったの?」って。すると「え、環境の会社でしょ?全然悪くなかったですよ」と言ってくれてすごく嬉しかったです。時代が変わってきたなぁと思いました。 当社はもともと事業系の廃食用油を回収する会社でしたが、家庭用の廃食用油回収の取り組みも開始し、少しずつご協力いただける方が増えてきているのが今はとても楽しいです。

Q.どんなところに苦労を感じますか?

おかげ様で今も少しずつ大きくなってきている会社なので、色んな場面で整備が必要なところがでてきます。「皆のために」と思ってやっていることでも、中には上手くいかないこともあって。皆に良い会社だと本気で感じてもらえる会社を目指して、私自身、「襟を正さないと」という気持ちでいます。

Q.入社のきっかけと、入社したころはどんな感じでしたか?

前職は生命保険の営業をしていたのですが事務職がしたくて、女性向けの転職雑誌(今とはまた時代が違いますが)を見て応募しました。就職難の時代で事務職の競争率も高かったので、多少の条件面で譲歩しないと、やりたい仕事に就くのが難しい時代でした。最初はつらいことも多くて、ミスもたくさんしたりして・・・やめたいと思ったこともありましたが、少しずつできることが増えて、褒めてもらえることが増えて、たくさんフォローしてもらって、何とかやってこれました。今思うと、優しく、大らかに接してもらっていたなぁと思い出します。

Q.入社当時と比べて変わったところは?

今でこそ70名以上いる会社ですが、私が入社したときは、全体でも15名くらいの会社でした。徐々に回収先が増えるにつれて、社員も少しずつ増えてきました。大きな契約をさせていただいた時は、一時的にスタッフが不足気味になってとても忙しいときもありました。回収機能を維持するために広島にも営業所を新設し、処理量が増えて新田工場を新設しました。こうして徐々に、今の規模になってきました。当初は1拠点のみで、みんな同じところで働いていたのですが、3拠点に分かれて普段顔を合わせる機会が少ない社員も増えてきて、ありがたいことなんですけど同時に寂しさも感じています。人数が増えてくると、今まで経験したことのない課題も生じて、今でも挑戦の日々です。

Q.まさに会社の成長とともに、ここまでやってきたんですね。良くなったところはありますか?

最初は小さな町工場という感じでした。少数精鋭で、アットホームで、「みんなで」という一体感がありました。それがだんだん、会社・企業になってきたという実感があります。大きくなるにつれ、マニュアル化や書面化などの整備が少しずつ進んできました。 就業環境についても、かなり働きやすい状態になったと思います。私の場合、産休は当時は世間的にとりにくい時代で、周囲の理解を得るのも難しい状況だったのに、2回も取らせてくれました。中小企業では今でも土曜出勤など就業環境の整備が進んでいないところもまだまだ多いと伺っています。そう考えると、先を行っている方なのかなと思っています。私としては、この流れを受け継いで、もっと働きやすいと言ってもらえる環境にしたいです。また、「植田油脂が好き」とか、植田で働いている人に「好き」と思ってもらえる会社にしたいです。

Q.今後植田油脂を応募してくださる方、女性の立場で、キャリアアップを目指したいと思っておられる方に伝えたいことはありますか?

私はもともとキャリアアップしたいとか、管理職になりたいという思いがあったわけではなかったのですが、次になりたい人がいたら、その道はつくりたいと思っています。「出産や子育てで女性がしんどくなるような社会はアカン」という思いがあり、そうならない社会にするために少しでも貢献したいです。最近は男性も育休がとれる世の中になってきて、これ自体はすごく良い流れだと思っているのですが、風潮としてまだまだ理解が追いついているとは思えず、憤りを感じているくらいです。皆で配慮できる風潮をつくりたい。女性も働きやすく、皆が活躍できる環境をつくりたいし、アピールしたいです。当社には女性のドライバーが2名いますが、入社してきてくれたことはすごく嬉しかったです。女性でも身体的負担が少ない環境ができれば、もっと女性が活躍できる場が増えると思っています。植田油脂は業界では何でも一番だったという自負があるので、その点でも一番でありたいです。

Q.その他、伝えたいことはありますか?

女性に限らずですが、色々な経験をした方が良いと思っています。私も当初は小さい会社で、色々なことをしないといけない状況だったので、多くのことを経験できました。とても言えないような失敗もしてしまいましたが、そこから学び、スキルアップできたと思います。失敗を恐れずにトライして、失敗から学び、改善して、スキルアップしてほしい。これがあるから考えるし、成長できる。そのために、試練はあるのだと思います。

廃食用油脂回収のご依頼